セブン銀行はセブンイレブンやイトーヨーカドーの店舗を中心に全国に上万4000台ものATMを設置しており、使い勝手のよさは抜群です。セブン銀行に10万円程度の預金をしておき、そのキャッシュカードをサイフの中に入れておけば、10万円の予備をサイフに常に入れておくのと同じ効果があります。10万円のキャッシュをサイフに入れているのは、落としたり、スリに遭ったりする可能性を考えれば不安になりますが、キャッシュカードであれば、暗証番号を知られない限り引き出せませんので、万一落としたり、スリの被害に遭っても安心です。また、サイフ代わりに利用するのであれば、入金しておく金額も10万円(あるいは20万円程度)を上限にしておくべきです。あまり沢山のお金を入れておくと、サイフの中に入れて持ち運ぶのが心配になることもありますし、気が大きくなって、無駄な(あるいは贅沢な)買い物をする可能性もあるからです。ソニー銀行や住信SBIネット銀行なども、セブン銀行などとATMで提携しており、セブン銀行のATMを使って、お金の出し入れが無料で、自由にできます。しかし、ソニー銀行や住信SBIネット銀行は、どちらかと言えばサイフ代わりに使う銀行でなく、投資目的で利用するのに適した銀行です。当然、預金する金額も大きくなりますので、そのキャッシュカードはあまりサイフの中に入れて持ち運びをしたくないものです。
RTGSは、RealTimeGrossSettlement(即時グロス決済)の略です。中央銀行に市中銀行が持っている当座預金を通じての振替決済は、これまで時点ネット決済という方法で行われていました。これは各銀行が中央銀行で行う当日の決済を一日のある一定の時点までためておき、その時点での総受取額と総支払額の差額(ネット)のみが中央銀行にある各銀行の当座預金の振替で決済されていました。これに対してRTGSは、支払指図一件ごとに中央銀行にある各銀行の当座預金を振り替え、即時に決済を行っていく方式です。中央銀行での振替決済を行ったものは、各銀行にとって、決済の取り消しを求められることのない最終的に決済の完了したもの(ファイナリティを有する)とみなされます。RTGSは中央銀行にある各銀行の銀行口座を逐一振り替えて行われますので、CLS銀行で決済を受けたものは、最終的に有効なものとなり、各銀行にとって安全な決済となるわけです。現在、CLS銀行は、米ドル、ユーロ、円をはじめ一五通貨を対象通貨として決済を行っています。
「郵便局って何してる所?」と聞かれたら、どう答えますか。「郵便を扱ってる所」なんて答では、いい点はあげられません。郵便貯金を預かり、その大部分を大蔵省資金運用部というところに回し、そこからは財政投融資が行なわれる。また郵貯の1部は郵政省が独自に運用して利益を出す。だから、れっきとした金融機関でもあるのです。金融機関は、もちろん他にもある。日銀や政府系機関を別として主な種類は、全国銀行と呼ばれるもの、中小企業金融機関と呼ばれるもの(相互銀行や信用金庫など)、それに証券金融機関、保険会社です。それぞれの種類ごとに、どういう仕事はやってよいか、やってはならないかということが決められています。業務内容が規制されているわけです。これを業務の「垣根」と言います。