魚のDHA・EPAが、ガンの発生を抑えるのに有効であることはわかりました。ではすでにガン細胞が増殖をはじめている場合についての有効性は期待できるのでしょうか。関西医科大学の先生らが「EPAを与えたラット」と「ジノール酸を与えたラット」に、それぞれガン細胞を移植して、増殖の様子を比較しています。その結果、リノール酸投与のラットにくらべて、EPAを与えたラットでは、腫瘍の大きさが四分の一程度に抑えられていることが確認されました。つまり、すでにガン細胞の増殖がはじまっている場合でも、EPAを摂取することで、その増殖を最小限に抑える効果が期待できるわけです。先生らは、両群のラットのガンの転移の状況についても調べています。それによると「リノール酸を与えたラット」では、すべてのラットに転移がみられ、転移個数が一匹あたりコニ個となっていましたが、「EPAを与えたラット」では、三分の一のラットがまったく転移しておらず、転移していたラットでも転移個数は一匹あたり三個に抑えられていたといいます。
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